日本で働くことを目的に難民申請する人がいるの?

難民として認められれば安定した在留資格を得て働くことができ、また難民申請中でも、要件を満たす人には、難民申請から一定の期間が経つと就労が認められます。難民申請の結果が出るまでには平均4年以上*かかり、その間の生活のため、自力で働き、生計を成り立たせたいと希望するのは当然のことです。

制度を濫用しようとする人がいる可能性はありますが、近年は入管庁の運用により、複数回難民申請をしている人はほとんどの場合就労が認められず、就労目的で難民申請を繰り返す人がいるという指摘はあたりません。
日本では適正な難民認定がされておらず、本来難民と認められるべき人が認められないため、難民として保護を必要とする人が申請を繰り返さざるを得ませんが、就労できず厳しい生活を余儀なくされている実状があります。

 

 

2023年11月22日